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夜神楽 11月~2月

夜神楽とは、里ごとに氏神様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし、 夜を徹して三十三番の神楽を一晩かけて奉納する昔からの神事で、国の重要無形民俗文化財にもなっております。
幸多き秋の実りに感謝し、来年の豊穣を祈願するため神々に33番の神楽を奉納する他に、一般向けに天岩戸神社の「天岩戸夜神楽33番大公開まつり」(11月3日)や高千穂神社の「神話の高千穂夜神楽まつり」としても披露され、高千穂神社の神楽殿では年間を通じて観光客向けに代表的な4番を毎夜演じています。

当館も12月の第1土曜日の夕方から翌日曜日のお昼前まで、地元の夜神楽の舞台として使用されます。

代表的な4番

手力雄の舞

天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸にお隠れになったので、力の強い手力雄命(たぢからおのみこと)が天の岩戸を探し出すために静かに音を聞いたり、考えたりする様子を表現してあります。

鈿女の舞

天の岩戸の所在がはっきりしたので、岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が八百余神(やおよろずのかみ)の前で天照大神を岩屋より誘い出すために舞った舞です。

戸取の舞

天の岩戸の岩屋も岩戸の戸も所在がはっきりしたので、手力雄命が岩屋戸を取り除いて天照大神を迎え出す舞で勇壮で力強く舞う舞です。

御神体の舞

別名国生みの舞とか酒こしの舞と申しますが、イザナギ・イザナミの二神が酒を作ってお互いに仲良く飲んで抱擁し合い、極めて夫婦円満を象徴している舞です。